★タロット「Hermit(隠者)」‐2

こんにちは! アクセスありがとうございます。
ご機嫌いかがですか? 自分を大切にしていますか?
画像はタロットの「 Hermit (隠者) 」のカードで、
先日のブログ
『 タロット「Hermit (隠者)」‐1
』の続きを綴ります。
(その前のブログ『 タロットカード 』もご参照ください)
「Hermit (隠者)」は、西洋占星術的には…
惑星なら 「木星」 と縁が深く、木星の特性でもある…
拡大と発展、自分より高次で大きなものに接近したい欲求、
可能性を広げようとする姿勢… などにも通じます。
木星は12年に1度に訪れる「大吉星」でもあり、
多大な利益をもたらす星でもあるところも、
「Hermit (隠者)」に通じるところがあるように思います。
また、星座では「乙女座」に縁が深く…
冷静、純情、常識的、謙虚、分析的、思慮深い、ひたむき、
控えめ、世話好き、親身、誠実、良心的、几帳面、
繊細、否定的、批判的、神経質、ナイーブ、完璧主義、
ロマンチック… などのキーワードもあり…
やや、マニアックな話になりますが…
「木星」が「乙女座」に入ると…
自己卑下、能力を埋もらせる、自分を粗末に扱う、堕落、
異性から大切に扱われる、美しい肉体のキープ、昇進、
ノルマ達成… などのキーワードがあります。
タロットカードは、
西洋の占星術や数秘術と関連深いだけでなく、
背景には宗教や思想、哲学… など
文化的な影響があるのは当然でしょうが…
それまでの生活を捨て、自己探求と内観の道を選び、
“悟り”という光明を手に灯すところは、
ブッダ(お釈迦様)や仏教にも通じるところを感じます。
絵柄では…
長衣を来た白い髭の「老人」という感じですが、
それは年齢としての“老い”を示すものではなく…
それまでの経験から得た知識を智慧とすることで、
暗い道に迷い込んだ人を善い方向へ導くような
優れたアドバイスができる英知を表すようにも感じます。
個人的には… 映画「ロード オブ ザ リング」に登場した
灰色の魔術師『ガンダルフ』をイメージしますが、
たぶん、物語の作者のキャラクター・イメージは
タロットの「隠者」だったのではないかと勝手に想像しています。
そう言えば「ホビットの里」というのも出てきますが、
「ハーミット」と似ていますよね。
物語では… 灰色の魔術師 ガンダルフ は死んだ後に、
白の魔術師 サルマン として復活しますが…
俗世間を離れ、隠者として修行を積み智慧を蓄えて
再び表舞台へと返り咲き活躍する姿に…
都合よく自分を重ねてロマンを抱いたりしています。
ただ、私は「ロード オブ ザ リング」の
タロットを持っていますが、
「9 Hermits(隠者)」の絵柄は『ガンダルフ』ではなく、
ちょっと太目の男の子(名前忘れました)です。
また、「Hermit (隠者)」には
『反逆者』みたいな要素もあり…
タロットカードによっては「Seeker(探求者)」もあり、
メジャー(大)アルカナで、番号1の「魔術師」が、
歳を重ねて隠者になった… という説もあります。
時代を打破するような無限大な力を発揮し始めたため、
支配権力から疎まれ、反逆者として警戒と弾圧を受け、
身を隠した姿が「Hermit (隠者)」 なのかも知れません。
或いは、無限にさえ感じる自身の力やエネルギーを
持て余し気味に、制御できなくなることを怖れ、
自らが身を引くように隠者の道を選んだのかも知れません。
心理学的などの側面からすると、
背景の夜や濃い青には…
内面、潜在意識、知識、冷静、癒し、現状維持…
などのキーワード挙げられます。
また、手にする杖(ワンド)にも意味があり…
自身の理想を追求する過程での隠者なのでしょう。
表層部分で「Hermit (隠者)」のカードが示す意味は、
どちらかと言えば、停滞や現状維持で捉えられがちで…
実際の占いでも、絵柄のイメージからなのか?
喜ばしく希望を感じる捉え方は少ないように思いますが…
そこに込められたメッセージや
オラクル(神託)などの深層部分では、
ジュピター(木星)系で、
「大吉」になる可能性を秘めているように感じます。
まだまだ語りたいことはたくさんあるのですが、
長くなってきたので、また後日改めて…
私がお伝えしたい一番肝心な部分を綴りたいと思っています。
ご覧戴きありがとうございます。
自分と同じように周りの人を愛しましょう。
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